中禅寺湖の西の端に、千手ヶ浜という静かな浜があります。初夏になると、林の足もとに、赤や桃色のクリンソウが段になって咲きます。初夏の、ほんの数週間だけの景色です。
見頃は、6月のうち
クリンソウの見頃は、例年5月の下旬から6月にかけて。「6月のうち」と覚えておけば、まず間違いありません。その年の陽気で少し前後しますが、今年はそろそろ見頃です。
クリンソウという名前は、花が段になって輪を描く姿が、寺院の屋根の先にある「九輪」に似ていることからついたそうです。

見に行く方法
千手ヶ浜に一般のお車は入れません。陸路なら、戦場ヶ原の赤沼から低公害バスでおよそ30分です。遊覧船の千手ヶ浜コースで渡る方法もあります(2026年は6月14日(日)・20日(土)・21日(日)に運航予定)。※ ただし今年は水位の低下のため、運休となる可能性があります。最新の運航状況をご確認ください。
そして、もうひとつ。千手ヶ浜は湖の西側にあるので、カヤックで湖を漕いで行くこともできます。
湖の上から眺める、初夏
標高1,269メートルの中禅寺湖は、平地よりずっと涼しく、男体山のふもとの若葉が水面に映ります。風のない朝は、湖がそのまま鏡になります。岸からは気づかない静けさが、湖の上にはあります。

一日かけて湖を漕ぐツアーなら、岸からは見えない入り江や、対岸の浜のあたりまで行けます。陸からも、水の上からも、奥日光の初夏を楽しめます。風の静かな朝、湖の上でお待ちしています。